ようやく桜が咲いてきた。
よく耳を澄ますとウグイスも鳴いている。
朝晩も少しずつ暖かくなり、昼間は汗ばむ陽気になる日もある。
気持ちも晴れやか、華やかになりそうな春の陽気。
がしかし、ひとたび角度を変えて農家目線で見てみる。
「やれやれ雑草との戦いが始まるのか…」こんな感じである。
農業みたいな屋外で作業する職業には、これから先の作業は暑さとの戦いが待っている。
毎年暑さ寒さや雨風と戦っているが、勝負事のように勝ち負けは存在しないものは、作業の継続にはかなりの精神力が必要だ。
うだるような暑さの中の作業、凍えるような中での作業…
近年クローズアップされている山間部の害獣問題もそういう感じだろう。
勝負といえばつい最近行われた野球の世界一を決めるWBCでの日本優勝は、我々日本人に夢と希望と喜びを与えてくれた。
優勝後のインタビューで大谷翔平は言っていた、この優勝は自分にとってただの通過点だと。
勝者から学ぶことは多い。
こういったはるか先に目標を定めて一歩ずつ進み続ける大切さみたいに。
日常に目をやると敗者から学ぶ事も多い事に気づく。何度踏んでも刈っても出て来る憎き雑草。
何度踏まれても再び立ち上がること、これが1番大事な気がする。