農業の未来

3月に佐賀大学農学部の学生さんを授業の一環として、農業、畜産業、醸造業などの農家や会社でインターンとして受け入れる試みがあり、弊社にも1人の学生がやってきた。

実はかなり以前から行われていたのだが、弊社には誰もこなかっただけである。

今回インターンに来てくれた学生たちが行った先で体験した事の発表会が開催されるということで、その発表会に受け入れ先の弊社にも招待があり、それを聴講すべく大学へ出向いた。

学生たちは1人3分の持ち時間で、画像を使ったスライドを作り、その時感じたことや学びを発表する。

その内容から様々な業界において、色々な問題点が炙り出されたり、それぞれが持つ強みだったりが指摘されていた。

単純作業にコツコツ向き合うことなど、本来なら日頃から自分たちが気付いて改善したり、深く掘り下げたりしていかなければならない事を、弊社にインターンに来た学生に改めて気付かせていただいた発表会だった。

媚びへつらうではなく、いかに業界が好かれるかを真剣に考えるべきじゃないか?

そんな姿勢で弊社はインターンを受け入れた。

今でも足りない人手。

これからますます若い人たちの力がどんな業界にも必要になる。

若い人に魅力に感じてもらえない業界は衰退するのではないか…

農業や田舎によくある、年が上だからとか、この業界に長くいるからなどとふんぞり返っていたら、業界の利益どころか国益をも損なうとすら感じるのは、私だけなのだろうか?