先月義父が亡くなった。享年88歳、大往生である。

亡くなってからは、バタバタと葬儀の準備におわれ、ひと息出来たのは通夜が無事に終わったくらいだっただろうか…

改めて義父との事を思い出しながら、佐賀での21年間を振り返る時間が持てた。

私は結婚を機に佐賀にやってきて、同居するようになるのだが、

お互い性格も考え方も違うタイプの人間だったので、衝突もかなりあった。

義父は農家によくいる古いタイプの人間。

朝早くから仕事をして、暑さ寒さを耐えるのが農業であるというような考え方で、まわりの農家からの農作物の出来不出来を探る視線を気にする人だった。

それを体現する人でもあった。

そこに私が農業を引き継ぐ形でやってきた。

私は朝早くからしなくてもいい農業、暑さ寒さを耐えなくてもいい農業、儲かる農業でないと今後発展する産業にはならないと考えてきた。そのため草が生えたり、失敗したりもたくさんした。

義父はいかに良いものを作るか、失敗しないかを第一に考えてきた。

衝突するのは当然である。

そんな相反する考え方をする私に、衝突しながらも義父は農業の承継をした。

今にして思えば、義父は私のような相反する考え方でも受け入れる度量があったのだろう。

そしてこの株式会社SUM RICEは義父がやっていた農業を承継して、その後農業法人化して出来た会社だ。

まだ義父と最後に交わした約束は果たせていない。その約束はこの会社の目標として掲げて果たしたい。

義父に伝えたい。

必ず約束は果たします。

ありがとうございました。