3,4ヶ月ほど前、事務所の電話が鳴りました。
おとなりの県のとある会社の方で、弊社のHPを見てつくね芋を作っているのを知って電話してきたとの事。
つくね芋を作ったことが無くどう作ればいいか知りたいとの事でした。
農家あるあるで自分の使う農業資材や技術はなかなか教えてくれません。
その方もご多分に漏れず困っているようでした。
一瞬自分もその他の農家同様に「教えるのどうしようかなぁ…」と頭をよぎったんですが、
「どうせつくね芋を作る人なんかもうほとんどいないんだし、知っている事全部教えてしまえ!」ってな感じで電話で伝えれるだけ全部話しました。
すると
先方「今度伺ってもいいですか?」(嬉しそうに)
私「いいですよ。」(全部しゃべったし、社交辞令で多分来ないな..)
その事はすっかり忘れているとつい先月鳴りました!再び電話が。
今度は電話ではなく事務所で直接話をしました。
再度栽培のことを全部話して雑談していると「ウチと取引してみませんか?」との提案が!
じつは種苗用で作っているつくね芋ですが、必ず規格外の売り物にならない商品が出ます。
青果としては問題ないのですが、この規格外の商品をどうするか頭を抱えていたのです。
そのつくね芋の規格外を引き受けてくれるとの事。
まさかこんなところで解決できるとは!
つい最近読んだ本にこう書かれていました。
「与える者が一番もらえる」
これから植え付けなのですが、収量を上げ それを確実なものにしたいと思いました。