需要と供給

まだ月一の投稿は続いております。
7月末から8月2日のきょうまで小麦の出荷をしていました。
昨日出荷に行く前に近所の農家と話していたら「今年の小麦は1㎏1円らしいぞ」との事。
ハァ?1円?1トン出荷して千円?出荷用の袋が三千円弱。どうなってるの?真相を確かめるべく出荷先の職員に聞いてみると
職員「2等品質なら仮渡金1円で間違いないです」
自分「なんでそんなに安いのよ」
職員「実は引取り先がなくて保管用の倉庫を追加で借りて小麦をたらいまわしにしているんですよ。そのための輸送料、倉庫の賃貸料を払うとこれぐらいしか出せないんですよ」
自分「じゃあ需要がないって事?国産じゃなきゃとか言いながら?」
職員「そうですねー野菜の方がいいんじゃないですか?」
自分「でも玉ねぎも悪かったじゃない!」
職員「ブロッコリーもダメだったみたいですよ」
自分「・・・」
この国の農業に未来はあるのか?
需要の無いもの作ってもそりゃ儲かるはずないもんね。
帰って自分なりに経費を計算して補助金額を計算して利益を考えると
「ウチは早くこの経営から脱出しなければ!」という結論に至ったのでした。