とりあえず、令和6年度産さがびよりの収穫が無事に終わりホッとひと息ついている。
お米の価格は大きく変動し、それでも買っていただいているお客様には感謝の気持ちでいっぱいだ。
日本人の主食であるお米の令和6年産の価格、高くなったと言われているが、30年前の金額くらいで販売されている。
世の中の物価が上がり続ける中、逆に下がっていたのである。
当然肥料、農薬も御多分に洩れず上がっている。機械を動かす燃料費、乾燥機や精米機、籾摺り機を動かす電気代、米袋や段ボール箱の材料費等全て上がっている中での価格維持もしくは値下がり。
米農家を救う気はないような値動きである。
巷でよく聞く農家には補助金があるだろう!の声も減反政策が終わってからは条件の合う農家以外はまず無い。(補助金がもらえる飼料米やWCSと言われる米付きの稲藁の作付けには、農家同士の個別での契約が必要。つまり知り合いに畜産農家がいなければもらえないし、JAも自治体も畜産農家の斡旋はしない。)
最近では農業機械に対する補助金も面積が大きくないともらえないものが多い。
ようやく、やっていけるか?って位の価格まで上がった。
それでも高くなったとは言え、1キロ6〜700円で6お茶碗14〜5杯くらいは食べられる。
1杯に換算すると約40〜50円位だ!
実はあまり知られてないが、お米はパワーフードと言える。
炭水化物が一番多いが、ビタミンB1.2、ナトリウム、タンパク質、カルシウム、食物繊維も含まれている。
吸収がゆっくりなので血糖値の上昇が緩やかで、
タンパク質は、卵を100とするとお米は81、牛肉79、大豆70より高い数値になっている。
同じタンパク質でもパン類とは違って、脂肪が少なく利用効率が高い。
炊き上がりのいい香りと湯気。
食欲も湧いてくる!
ツヤツヤで味はちょっと甘味はあるが、無味に近い淡白な味。
何にでも合う食材!
今日は卵かけご飯にしようかな、海苔があったな…となんだか、脇役的な感じであるがなくてはならない存在…
日本の主食を改めて、見つめ直してみた。